こんばんは。今日はちょっとシビアな話題です。
アメリカ人の彼のお母さんが倒れてから3か月。
元気にはされてるようですが一部麻痺が残っていて、今後もリハビリが必要みたいです。とりあえずは自宅に戻り生活をしています。
今回のことで、日本とアメリカの家族の在り方の違いを考えさせられました。
日本は、”家族”第一で住まいを持つ民族です。
最近は核家族が増えてきていて、日本の家族の形も変化してきています。
それでも、子供は親の老後の面倒を見る、何かあった時の為に近くに住むという
のが当たり前の考えはまだ残っていますよね。
アメリカは、”個”重視で、家族が近くに住むことは少ない民族です。
高校卒業したら実家を出て自立するというのが当たり前。
アメリカだけでなく、他の国に生活の拠点をもつ人はとても多いです。
子供はそれぞれの人生を責任をもって選び、自分の人生を歩むことを尊重されて
います。
親は子供に老後の面倒をみてもらうということを考えている人は、ほとんどいない
ですね。
himwariは、とても古い考え方の家庭で育ちました。
子供は、親の老後の面倒をみるものだということをいわれてきました。
もちろん、何かあった時の為に家族は、皆近くに住むのが当たり前。
そう言われるのが昔から息が詰まりそうでした。
家族が支え合うのは確かに大事な事ではありますが、自分自身の人生を楽しみたい
という思いを常に持ってきました。
たぶん、そういった思いが、アメリカに興味を持った理由の一つでもあったように
思います。仕事、家族の束縛にとらわれず自分の選んだ人生を楽しむということ
がとても魅力的でした。
今回の件で、彼はお母さんの傍にすぐに行けないことや、長く一緒にいてあげられないことをすごく胸を痛めています。
でも、彼は大学から家をでて、自分の人生を楽しんできていて自分の人生には満足しているようです。ずっと独身でそれなりの収入の仕事に就き、趣味の旅行を楽しんできてます。
反対に、himwariはというと、田舎の古い考え方の家庭で育ってきていて、自分のことより家族のこと優先で生きてきました。なので、彼の生き方がとても羨ましく思えます。
両親の介護の問題があがってきて、直ぐにかけつけられない、傍にずっといてあげられないという思いに悲しんでいる彼をみていると、どちらの家族の在り方がいいのか複雑な思いが出てきます。
himawariの場合は、アメリカに移住するので、“親の死に目”に会えないだろうと
覚悟は決めてはいます。兄弟が両親の近くに住んでいるので、申し訳なく感じますが
今後のことは彼らにお願いしています。ですので、両親の老後のことは安心しています。
両親は今でもアメリカ移住は反対です。とりあえず、傍にいてほしいのです。
一度結婚していたとはいえ、今までずっと実家に居たので、私的にはこれからは、
自分の幸せを追いたいと思っています。
親孝行はどこまでどれだけやったら十分なんてないとは思っていますが・・。
親孝行も大事ですが、今はこれから一緒に過ごしていきたいパートナーと人生を優先したいという決断をしたわけです。
決断した今でも家族の事、特に両親のことは気にかかります。
アメリカに移住したら、また違う思いがでてくるだろうとは思っています。
日本でも色々な家族のカタチがあると思います。
ましてや国が違うともっとありますよね。
色々考えさせられます。
ただ、どんな決断をしても後悔のないようにしたいです。
今は、彼のお母さんの体調が心配です。